少年野球の内野守備練習はこれでいいの?

少年野球の内野守備練習はこれでいいの?

少年野球の内野守備練習は、20年くらい前からあまり変わっていないようです。大坂に在住のころ少年野球と関わりがあったのですが、どうしても理解できなかったのが「シートノック」と「キャッチボール」です。

そのシートノックとは、大人のコーチが強い打球を内野手の正面に打ちます。それを怖がって後ろにそらすと、選手は檄(げき)を飛ばされ「腰が高い!」と注意されます。

そうすると今度は、座り込んだような体勢にになってボールを止めにいきます。そこから立ち上がって一塁に送球しますが、慌てているために暴投してしまいます。

「しっかり投げろ!」と大きな声が飛んできます。このように内野手のフィールディング練習では、同じことが繰り返されていました。

それから約10年後、仕事の関係で東京の荒川の近くに住んでいたので、河川敷でやっている少年野球の練習を見に行ったのですが、目に映ったのは20年くらい前と同じ光景だったのす。

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内野手の役目

内野手の役目は、打者が打ったボールを捕球してアウトにすることです。ゴロの場合は、捕球後一塁に送球して打者をアウトにします。

送球は、一塁手がキャッチしやすいように胸を目標に投げます。これで内野手の役目は完了です。

内野手の役目は、打球を後ろにそらさないようにすることではないのです。本末転倒もはなはだしいとしか言いようがありません。

内野手の動きにはリズムが重要

内野手の動きにはリズムが重要です。その感覚を覚えるには、バウンドに合わせて打球をさばくことを教えるべきではないでしょうか。打球を捕りに行く最初の一歩が、アウトにできる、できないを決めると言っても過言ではありません。

上手いシートノックとは

そう考えると、内野ノックは強いゴロを打つのではなく、3バウンド目くらいで捕球できる緩めのゴロがいいのです。少年野球の内野のフィールディング練習には、難しい打球は必要ない のです。

前、右、左と打ち分け、内野手はそのバウンドに合わせて捕球し、一塁へ正確に送球する一連の動きを練習すると、自然にフットワークも軽くなります。

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内野手は正確なスローイングが必須

内野手は相手打者が打ったゴロを捕球し、一塁手へ正確に送球をして打者をアウトにした時点で終了です。内野手は捕球はもちろん大切ですが、それと同じようにに大切なのが送球です。

せっかくうまく捕球したのに、暴投したり送球がそれたりするとアウトにできません。野球はボールを捕って投げるというのは一つのプレーなのです。

だから、正確なスローイングを身につける練習をしなければならないのです。

キャッチボールは守備の基本

正確なスローイングを身につける練習とは何か。それは、キャッチボールです。キャッチボールは守備の基本中の基本なのです。

少年野球のキャッチボールを見ていると、4年生までは、20メートル離れると相手までボールが届かない選手が多く、届いてもどこに行くかわからないボールばかりです。

これでは何のためのキャッチボールかわかりません。

そこで、4年生以下のキャッチボールは、相手に確実に届く15メートルくらいの距離から相手の胸を目標に強いボールを投げる練習をするべきです。

もし、高くそれたら、もう少し下に投げよう、低くそれたら、今度は高く投げよう、と考えて投げることを習慣にすることです。

また、キャッチボールの相手も、胸の高さにグローブを構え、目標がわかるようにしてやること。これを毎日、たっぷり時間をかけて行えば、必ず結果は出ます。

PL学園のキャッチボールは凄かった

何十年か昔の話になりますが、大坂のPL学園が全国大会に出場したときのことです。試合開始前にダグアウトの前でPL学園のナインがキャッチボールを始めました。

このシーンをみて「凄い!」と思ったのです。

キャッチボールをしている全員の投げたボールが、相手の胸にきちんとコントロールされていたのです。PL学園のナインはもちろん、選手たちを指導する人たちの凄さを痛感しました。

少年野球の内野守備練習はこれでいいの? まとめ

少年野球の指導者すべてが、上記のような練習を続けているとは思いませんが、20年くらい前の練習と変わりばえのしない練習が行われているのも事実です。

少年野球の練習で最も大切なことは「少年たちが野球を好きになること」と「自分で考える習慣を身につけること」ではないでしょうか。

どうしたら打球をうまく捕ることができるか、どうしたらボールを正確に投げることができるか、なぜ、そうするのか、を監督やコーチから教えてもらい、少年たちも受け身ばかりではなく、前向きな練習を心がけていると、必ずうまくなっていきます。

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